今日もきみに言葉を届ける

こつこつ、ぽつぽつ、小西樂より

路地

きみのいう答えは知らずに形を変えていくひとにぶつかり風に流されて固まり凍っては繰り返すから間違ったのだと後悔は、まだ早いかもしれない@gaku konishi

エネルギー

やり直すなんて興味がない後ろに戻っても違う未来なんて興味がない今がきみできみが今になるのだから@gaku konishi

フリンジ

いつでもわかるようにシンプルな言葉できみに向けているんだ鏡で太陽を照らし返す僕はここだよ、と@gaku konishi

かすり

夢を叶えるのは、きみだ現実を壊すのも、きみだなくして、二度とあえないのも、きみなのにいまだに膨らみ続けるゆめまぼろし@gaku konishi

シフォン

優しく手を添えてどれだけ羨ましかったか欲しても欲さずとも手に入らないきみの、ぬくもりよ@gaku konishi

クロス

もし僕ときみが違う形で出会ったらこんな風なのかと頭をかすめて嬉しくなったのにその後やっぱり淋しくなったよ重ねては違いを探してしまうから@gaku konishi

ワントーン

窓の中小さな花が見えた階段を上りながら色をみて飾ったきみの表情を思い浮かべる幸せとあと一段@gaku konishi

地球儀

たぶん嘘じゃなかったきみの存在も僕の時間もただ少しだけ歪になってしまうのが許せなくて怖くなって閉じてしまったんだ完璧など求めたばかりに@gaku konishi

シュート

きみの胸に美しい木を植えた寄り添うだけでなく木漏れ日をくべて日差しや雨を避けて空の高さを感じられるようにきみのための時間を感じられるように@gaku konishi

変わっても

どこの輝きでもよくてきみがいちばん、ときめくきみがいちばん、駆られるどんなに遠くへ行こうと僕は追いつくきみの光の尾を追いかけて@gaku konishi

コレクト

響くとどく乗せる香りも想いも気まぐれに僕にはどれも手が届かないけれど愛おしいそれは変わらない@gaku konishi

ばけつ

答えはいつもだいたい同じとこ見ない振りをして選ばなかったもののなか@gaku konishi

夜露

刻む音足跡、時間、まな板、雨音どこから始めてどこまでも行くのだいずれも全て僕の手の中だと笑うきみと@gaku konishi

それでもいいと

モノクロではなく灰色の優しい思い出いつかの美しい時間も過ぎていくのだ僕の中でもきみの中でも@gaku konishi

糸風船

枯れる場所を選ばない花咲く場所も選ばないただきみに触れたいただ、きみに触れたい@gaku konishi

コーラル

自分のなりたいものを他のものから真似して比べてもどこか窮屈でたたんだままの羽のよう本当は深呼吸よりも簡単だから指さして、欲しいもの@gaku konishi

ハロー

出くわした自分の中の都合のいい妄想すべてが精巧で美しい破り捨てても何度も現れるだから、愛おしい破り捨てても抱きしめてしまう@gaku konishi

ラピス

待ちきれないだってもう、ずっと待っていたんだ日常にならないようにでも、幻にならないようにきみだけを待ち焦がれてた@gaku konishi

ジェム

きみのいう光が見たかった僕には見えていないきみには見えている特別な気がする光がどこで、放たれているのか手のひらで隠す大切なもののように@gaku konishi

ゆりかご

何がいいのかいつかは終わる星までの距離を測って過去も未来もごちゃまぜにしてゆりかご時間なんてものをなくしてしまいたかった@gaku konishi

つまさき

わたしではない最初から決めつけて得体の知れない胸の痛みを伏し目がちな微笑みで隠す名前はまだない呼ばせないで恋はこわい隙あらばわたしの身体から抜け出そうとする視線となって、声となってため息となってどこにも行けはしないのに@gaku konishi

いつもの

どこへ行くへもあなたの楽園へ僕が信じた一瞬はずっと先まであの楽園の先まで続きますように@gaku konishi

パレード

幾重にもさざ波のように今が明日に向かう僕がきみの幸せを思うのと同じスピードだ@gaku konishi

百花

次の止まる駅できみと待ち合わせ早く進むようなゆっくり流れるようなドアが開く瞬間まできみを見つけるまで夢ではないかと疑うほどに@gaku konishi

キャス

間違っていても今の僕には、すべてそれはそれで幸せだから間違えだとは思えないきっと、勘違いの恋と同じだ@gaku konishi

カーブ

きみから新しい言葉をもらうたびとても、とても嬉しくて言葉は思い出になり僕自身となってこの世界を無邪気に作った@gaku konishi

日付け

開いたページ何気ない行間そこに詰められたあなたの優しさどこまであなたは優しくなるつもり@gaku konishi

背表紙

季節のしるしきみの微笑みと共にあかあおきいろ光のみちへわたぼうし旅立っていく@gaku konishi

波待ち

時々、雨が降るように時々、強い日が差すようにとらわれずうつむいても見失わずきみが、どこにいても@gaku konishi

一刻

ほんの小さなため息ぐらいいいじゃないか僕はきみが息を詰めて堪えている方が気がかりできみをまた見つめてしまう@gaku konishi