散文
朝になるまで 秘密のままで 通り過ぎるまで 気持ちをずっと @gaku konishi
継いで続いて 重ねて折って 今もなお、 想うこころは 変わらぬままに @gaku konishi
眠れるだけマシだ 目覚めるならいい 世界の広さを知るよりも 自分の世界の狭さを感じたいのだ 見渡せる世界など まだちっぽけなのだと @gaku konishi
今にわかる 本当に欲しかったもの そう願いをかけていたんだ 知りたかった わかりたかった 流されるばかりの 自分の、本当に欲しかったもの @gaku konishi
誰かのためなら そうだとしても きみのために祈る役目は やっぱり僕がやりたい 子どもじみた我儘と 笑ってくれても かまわない @gaku konishi
誰かのためなら そうだとしても きみのために祈る役目は やっぱり僕がやりたい 子どもじみた我儘と 笑ってくれても かまわない @gaku konishi
数えるのをやめた 自分の期待の数など 無いと言えばあるし 有ると言えば無いし 気まぐれ以前の 出来損ない @gaku konishi
滲んだ夜のまま 今日が終わる 僕を自由にできるのは 僕だけだというのに @gaku konishi
知りたかった 自分の内側から 生まれる感情の 行き先と 戻り行く先を そしてまた 生まれくる意味を @gaku konishi
自分のペン先を 愚かに信じていた この言葉に間違いがないと 疑いたくなかった 今もむかしも 信じるのと疑うのとでは 天と地ほど異なるものだな @gaku konishi
それはただの、とまどい だけど確かな、うろたえ 喜びと弱さの、その狭間 慕う心に抜け道を @gaku konishi
開いた幸ちを 何よりきみに 描くだけでは足りなくなった 思うだけでは足りなくなった きみと僕に響く雨あと 綴るページに、今も折りあと @gaku konishi
僕が何もしないことはない 何かは変えている 思いのままにはいかずとも それでも先に 置いた未来には きみがいるのだから @gaku konishi
理由なんて後付けで 言い訳なんて、ただのうそ どれだけ言葉を使っても 届かないとは、 そういうことだ @gaku konishi
遠いところから 会ったこともないのに 望んでいたような 言葉がやってきた 僕のことなど 紙の上で、何がわかるのだ それでもわかってくれたのが こんなにも嬉しい @gaku konishi
待ち遠しくて 待ち焦がれても 浮かぶ雲さえ 通り過ぎる 今日も明日も まだ来ない @gaku konishi
手放しただけだ 悪い夢のような期待と いつまでも埋まらない 未来という時間軸を @gaku konishi
ひとのしあわせは きみにとって どう映っていたんだ ひとのしあわせばかり 願うきみには 何が届いていたんだ 微笑むきみの 何を、僕は見ていたんだ @gaku konishi
きっと忘れたいほどに 深く刻んでしまったのだ だから心を尽くして なくしたい 想いとは決して 儚くはないのだ @gaku konishi
誰にも言わない 誰かも言わない そうやって きみを想ってきた ただ、それだけで 今日が終わるんだ こんな、しあわせなことはない @gaku konishi
小さく凪いだ それだけで 僕らにわかる ことがある 正解だけが 幸せを連れてくる わけではない @gaku konishi
ふたりだけの 秘密なんて いらない ふたりがいられる 世界がほしいんだよ @gaku konishi
揺るぎないもの 例え、言い替えたとしても 揺るがないもの 僕にそっと降りそそぐ それは夢などではない きみであるもの @gaku konishi
問われるほど 何かに費やしていない 遡るほど 惜しい記憶もない それが、 きみに出会うまでの 僕だった @gaku konishi
とても好きな言葉だった 今でも比べられない ありふれた そう、ありふれた 他愛のないものだけれど 隠して、今まで @gaku konishi
どこかに月があるのだと 思いながら歩くのは どこかにきみがいるのだと 思いながら歩くのと 似ている @gaku konishi
急ぎ足で向かう きみの喜ぶ顔が見たい すべては自分ためだけど 分かち合う喜びは いつもきみと在りたい 取り合う手の温もりも いつもきみでありたい @gaku konishi
唱えてみたら 簡単だった 扉を開けよと 今に集えと 僕は、取り戻す エトセトラ @gaku konishi
信じるものを決めた きみ以外に 疑わないことは 難しいかもしれないが 信じることから始める それを決めたのだ きみ以外に この世界で 存在するのだと @gaku konishi
次とは、何をさすのだろう めくるページ 浮かぶ朝陽 続く音階 きみと僕との間にある 未来のような次を 僕は心から望んでいる @gaku konishi