今日もきみに言葉を届ける

こつこつ、ぽつぽつ、小西樂より

樂録@51

 

好きな街と

心にある街があって

どちらも不思議と同じ雰囲気な気がしている

 

好きな街

今、暮らしている街

自分が自分らしくあって

時間も早いけど

自分の何かが欠けていかない

 

心にある街

小さい頃の自分が残っている町

目に見える小さな世界が

全てだった

でも何の疑いもなく、心にある町

坂の多い、夕日のきれいな、丘のつく町

走り回って

小さな花を摘んで

傘で空を飛べると思っていた

裏庭に宝物を隠して

枯れ葉と落ち葉に飛び込んだ

小さな駅のホームには壁についた木のベンチ

遠くに見える丘の上の教会の十字架

そんな町には

今でも理由をつけては訪れる

気がつけば

坂の勾配がきつくなくなっていて

自分がずいぶん大人になったのだと

思い知る

写真だと、坂は分からないなぁ

 

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思えば、あの柿の花も実をつけていた

もっとたくさん実っていたのだけどね

 

 

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それから、思い出残し

都会は、きらびやか

どんどん変わっていくんだな、と痛感

自分だけが変わっているわけではないね

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そして、大人の街

汽車がクリスマス用にデコレーションされていた

初めてみたよ、新橋のシンボル

光が多いな…

 

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実は、散文と樂録あわせて

1000回投稿していました

自分が一番驚いています

 

まぁ、毎日(およそ)書いているので

やめなければ

いつか辿りつく数字ではありました

ただね

純粋に、書くことができるのは幸せなことだな、と思います

目を通してくださる皆さんにも心から感謝しています

 

最後に

先日、子供たちと作りました

鋏使いが上手くなっていました

そして、この中に私がいます(子、曰く)

めがね忘れちゃったー…とのこと

こう見えているのか、と

五味太郎先生の絵みたいで嬉しい限りです

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やったね1001回、の樂録@51