思い知るのはいつも僕だけで思いはいつも僕だけで並び替えてもまだ片想い@gaku konishi

夢見る時間はきみを思う時間簡単なイコール一直線の突き当たり今日が終わるサイン明日が生まれるサイン@gaku konishi

きみを僕の手の中に隠してしまいたくなる両手で優しく包んで隠してしまいたいそれでも指の隙間からひかりが漏れるだろう そんなできないことを考えては陽の光りの下駆け出すきみを送り出す@gaku konishi

きみは誰にでも優しいそれがわかっているから僕はずっと悔しかったきみの気も知らないで本当の優しさも知らないで強さのかたちは、ひとつじゃない@gaku konishi

私はしあわせなのだと口にしてあなたの想いが 今に届く遠い先のわたし私もあなたをしあわせにしたい@gaku konishi

こんなに想われてるなんて知らなかったから今更なんて、伝えたらいい幸せなことも嬉しいこともこのとまどいも全部、恥ずかしくなるほど顔に出ているのだろうけど@gaku konishi

きみでなければ信じなかった幸せは未来からくるだなんてそんなことをきみ以外で信じられるわけがなかった@gaku konishi

いつよりも今がいちばん好きそんなふうに話すきみがやっぱりいちばん好きだ@gaku konishi

自分の内側がずっと泣いている目を閉じるときっと涙が漏れてくるまつげの際でせめぎあう泣いてもいいよと拭う指泣かないでと触れる手に@gaku konishi

きみのいう不透明僕には眩しすぎる優しさだきみはいつもそうここぞという時何やり強く掴んで離さない@gaku konishi

わかってる僕らが繋がっていることぐらいでも、見えないのはかえって自分の弱さを強く意識させられるんだかえってきみへの思いを強く意識させられるんだ未来なんて、過去なんて何の足しにもならない@gaku konishi

愛おしくて哀しくなってしまう誰でもない誰とも違うあなたに眠っていても合わせたまぶたから涙がながれていく＠gaku konishi

とまどいなんてしている場合じゃないんだ何もわからなくても進むのも止まるのもできることをしたいきみにきみに笑がおをきみに安らぎをきみに、きみだけの時間を@gaku konishi

袖に小さく風が入り込む膨らみもせずただ通り過ぎて名前もつかぬままきみにとっての僕がどうではあるかは、またあとで@gaku konishi

誓いなんて、いい祈りなら充分だ近づくこともできないなら新たな嘘をつけばいい所詮、僕には過ぎた恋だった@gaku konishi

すべてを話すことはない誰と過ごすか時間だけが命じゃないさどう惜しみなく活かすのか手の隙間からこぼれ落ちるのもまた美しいとして@gaku konishi

それなら、それでなんて強がって僕にもわかる嘘をついてよ@gaku konishi

誰のためとも思わないきっときみは立ち上がる思いもよらないタイミングでそしてきみは飛び越える誰の目にも止まらぬスピードで僕の想うきみはひとのため、なんてを軽々と塗り替えていく@gaku konishi

きみの書き残した文字をなぞる微かな紙のへこみと温度の無さがかえって淋しさが募る手紙ってやつは@gaku konishi

きみのこれくらいなら平気さが、どんどん増えて僕は不安になる簡単に線を消さないでくれそれとそうじゃないのときみの強さとそうじゃないのと@gaku konishi

もしかしたら欲しいだけのほうが幸せだったかもしれない与えられない贈ることもできないほうがもっと、ずっと辛かったのかもしれない@gaku konishi

前ぶれもなく映し出されたこの美しい光景はどんなロマンスよりも心に穴を開けるそう、もう同じ時はなくもう二度と会えない@gaku konishi

とても小さなホームだった幅の狭い端に立って止まらぬ上下線の時速の風圧の中に押しこまれるその瞬間が好きだった今はもうないビルの峡谷にみる夜景もいつも誰もいなかったホームも改札ももはや、幻のような一瞬@gaku konishi

誰でも悪いことはするさ結果的に悪いこと最初から悪いことでも、何かに良いことをしたかったんだろうと思うのだけど、どうだろう@gaku konishi

寝転んで見上げても変わらない今日も青くて白いだからって明日の色までわからない誰かが決めるまで誰かが決めても今日の青は今日の白はきみに送りたい@gaku konishi