今日もきみに言葉を届ける

こつこつ、ぽつぽつ、小西樂より

2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

彌生

きみが悪いわけじゃない ひとみの淵で堪える涙が 答えなんだろうと 僕にはわかるから 早く戻っておいでよ @gaku konishi

ふたえ

誰かの哀しみも 誰かの記憶も 今となっては混じりあい 季節に溶けて 見えなくなった 誰のせいでもないさ 誰かのためでもないと 今となって、わかること @gaku konishi

コーラル

それは優しい色をした嘘だった すぐに気がつくべきだったんだ だけど僕は突き放せなかったろう あんなにも優しいのだ ずっと見ていたかったんだ ずっと側にいたかったんだ @gaku konishi

カーラ

めくったページ そのどこにでも きみがいてほしかった 優しさも幻も全部 全部つめこんで @gaku konishi

リスト

静かに見守るだけが 答えなら どれだけよかっただろう きみを見つけて 静かになったことなど 一度もないのだから @gaku konishi

水面

覚えたての魔法のようで 嬉しくて何度も唱えた きみの名を 喜び合える、きみの名を どうして手放せようか この雨が止もうとも 雲の切れ間が見えようと @gaku konishi

桔花

僕が眠らず明日を迎えても 何も変わらないのだ 明日だと信じた今日のまま ただ、君の足跡だけが違う @gaku konishi

リズム

今にしても これだけの思い 昨日にしても あれだけの思い 悔しさも喜びまでも きみにたくさんの 輝きに変われ @gaku konishi

プログラム

どこまで飛ぼうかなんて 決めてもいないのに 見えなくなるまで 高く飛んでいく 自由とはなんだ あの赤い風船もまた 自由なのだろうか @gaku konishi

浜辺

きみに言われるまで 気がつかなかった それが希望の箱であったなんて 開けたものがあったなんて やはり、きみが もたらしてくれるのか @gaku konishi

次ぐ春

忘れてはいけない 近すぎてはいけないのだ 離れなくてはいけない 道は塞がるばかりで どれをこの手に 残すべきか 放つべきか @gaku konishi

マスター

上手く合わせて いつも通り きみは僕がどんなに離れても 引き戻すから あとから運命だとか いうのだよ @gaku konishi

ラフ

僕は正義ではない 伝えたいことも きっと正しいとは言えない ただ、きみの しあわせを願うだけの ありふれた存在になりたい @gaku konishi

スワン

思いが変わるのは 一瞬だ 見逃したことすら わからない 思えば思うほどに 愛であったり 諦めであったり @gaku konishi

あおい

不意にくる切なさとやら 食い止めようにも 考え様にも うまくいかない きみよ、わかっているのか @gaku konishi

ふぞろい

知らぬ間にできている きみの手の甲の 小さなキズも いやなんだ 無力を感じるよりも 届かぬ距離を感じてしまう @gaku konishi

デイジー

それは孤独だという けれど、それが無ければ 溺れてしまう 呼吸を忘れ、しがみつき きみという限られた世界に 孤独がなければ 生きていけない @gaku konishi

七つ海

0.1秒、今を 過ぎれば過去だ けれど未来は 誰にも届かぬ場所で 在るという 惑わすだけの 拙い希望 @gaku konishi

ビター

簡単に嘘をついた まるで真実のように 転がっていく 羨むだけなら 今は言葉だけでいい 強がりで言ったそれも 簡単に消えていくだけだ 巻き返すだけでも 取り返すだけでもない 作り上げていく それが真実に変わるように @gakuk

ビター

簡単に嘘をついた まるで真実のように 転がっていく 羨むだけなら 今は言葉だけでいい 強がりで言ったそれも 簡単に消えていくだけだ 巻き返すだけでも 取り返すだけでもない 作り上げていく それが真実に変わるように @gakuk

ひと時

空から遠く音がする きみが遠くへ行くという なりふり構わず 追いかけて 届く距離では ないけれど @gaku konishi

数式

だから言ったんだ 忘れるのも思い出も 結局は同じところにある 大事なもので 無くせば、こころが 痛むだけだと @gaku konishi

清か

誰かにやさしくするのも 誰かを好きになるのも 誰かと時を過ごすのも きみだと思って いたから、だから 思い出せない やさしくする方法も 好きになることも もう時を見送るしか 出来ない @gaku konishi

夕墨

きみに関する以外の 答えなどに興味など無くて だけど一瞬たりとも 見逃せない どの糸が いつ、きみに繋がるのか うかうかしては いられないだろう @gaku konishi

詩片

風の音の流れは いつの間にか 懐かしいのは何故だ 意図せず耳に残る 構わず残る それが幸せなことだと すぐにわかる @gaku konishi

モード

触れたら、 こぼれて落ちる きみの瞳のはしに 堪えて残る、それは 僕にすくえる ものではないのか @gaku konishi

背景

思い出すだけ なんていうのは、嘘だ どうせあれこれ 未来まで、最短最長 変わらずずっと 思い続けるだけ @gaku konishi

綴り

どこにいても 僕がきみを描くように きみがどこにいても 世界の光があたるように 祈るばかりでも いいから @gaku konishi