垣間見た きみの世界 時間は巻き戻せても きみは変わらない まぶしい姿を追いかける きみの中の 僕の姿を垣間見る @gaku konishi

答えなんて きみの中にしかない 僕に中にあるのは 答えなんかじゃなく 理想という名の欲望だ @gaku konishi

嘘つきが誰かを 見つけたいわけじゃない ただ自分に嘘をついていると 確認したいだけだ @gaku konishi

誰に向けた 言葉だったか 見失いそうになる 落ちれば消える 粉雪のようだと 言ってくれるひとも いたけれど @gaku konishi

それはとても簡単なメロディ 僕以外が考えた だけど 今のところ 僕の中では一番心地いい それが、きみの名前 ほほ笑み混じり 振り返る @gaku konishi

その日は急にくる 流れた瞬間 消えたのか 生まれたのか 気がつけば また日が変わる @gaku konishi

黒色の反対は 透明か そもそも透明は 色ではないのか 雨は何色で 星は何色だ @gaku konishi

自分以外の 幸せのことなんて わからない だけど、きみの幸せと 僕のは 繋がっているんだ 一つではないけれど 繋がっていることは わかっているんだ @gaku konishi

きみは 僕よりずっとおとなで ずっとわかっていた だから 何も言わず、笑みを浮かべて 僕の隣に座っていた 夕陽とリンクするのは 時々聞こえてくる きみのはな歌 @gaku konishi

忘れない町 きみの居なかった 僕だけが居た町 世界の意味すら知らなかった それでも 幸せだったと 思える、町 @gaku konishi

きみは簡単に 自分を責める そして 言い訳もろくにしない だから 僕はいつも きみの本当を見ているし きみの味方しかしない @gaku konishi

どんな言い訳も そんな気がしてくるから 不思議だ でも太陽は西からは 昇らないのだよ @gaku konishi

短くなった爪先 もう何も引っ掻かない もどかしいような 安堵を手に入れたような そこにあるだけで 本当は 役に立っているのにね @gaku konishi

何かの一部で 何かの一位には なったことがない それは おかしなことだろうか 自分が思うほど それは 良くないことだろうか @gaku konishi

哀しい気持ちのままで きみと向かいあうわけには いかないよ きみの決めた ハッピーエンドの邪魔を したくない @gaku konishi

自分でも 信じられない 忘れたのに 手放したのに 一瞬で 一粒が 膨らむ恋で 胸が痛いなんて @gaku konishi

小さな窓 動く景色 次から次 一列の蟻 点と線と いたずら 頬杖つく きみと僕 @gaku konishi

帰り道は 戻る意思があるから 今の僕にとっては もう、違うものになって 淋しかろうと つらかろうと 辿りつかないんだ @gaku konishi

ときめきの実を 階段の上から 捨てる ポケットの中にも もう入ってない 音を立てて 落ちていけ @gaku konishi

夜になると 春の匂いを探してしまう 月を見るより 星を探すより 僕の中で 春というものが きみと重なるせいだな @gaku konishi

一目見て わかるようなのも 悪くない 一目見たあと ほんのり残る そういうのにも 憧れる @gaku konishi

与えてばかりに 見えるんだ、きみは それは僕が あまりに満たされているからか @gaku konishi

涙をこらえるのは 誰のためだったろう もう思い出せない ただあの日 涙の重さに この心をこんなにも 締め付けていたのだと知った @gaku konishi

見えているものが きみとは違う 視線は合えども 交わらない 地球は一つでも 世界は人の数 @gaku konishi

ずっと送るだけの 手紙だった 返事はなくても 嫌われていなければいいかな ぐらいで でも 紙の上 自分の名前と最後の祈りに 守られているのだと 確かに僕は 幸せになった @gaku konishi

淋しいと なにかを混ぜて かえって きみを傷つけないよう この気持ちは きみを知らなければ 生まれなかったものなのだから @gaku konishi

振り返るには遠すぎて 自分の未来を 選ぶしかなかった 誰しも同じなのだ 知らない明日へ行くんだ 皆、同じなんだ @gaku konishi