2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧
何を手放したのだったか ふと、思う 僕の手からすり抜けた それ @gaku konishi
ため息など 気にすることはない 呆けて忘れてしまうことなど 大したことではない 今を、今として 受け止めるだけなら 悪くないだろう @gaku konishi
思い違いならいい それならば 思い出にはならないはずだ きみの記憶のなかで 僕は何になるのか まだ知らせてくれなくていい @gaku konishi
それでもいい、だなんて 簡単に言ってくれるな 僕には きみがすべてなのだ 光の粒がきみを形どるように 憂いなく晴れわたる空のように 世界のままなのだから @gaku konishi
少し立ち止まるだけでいい 何も、失わない 変わるとしても 傷つけない 無駄な事でもない その足元は 希望のもとにある @gaku konishi
よつばを数える 上に掲げて 見せびらかして はやくきみに会いたいと 願いをかける @gaku konishi
今はもう 言いたくない ただ仕方なく生きていた、なんて でも、ずっと思ってた 見えない心のどこかで 確かなあった わかっていたことだった だからこその きみなのだ @gaku konishi
待ちきれないのは 今日の終わりか 明日の朝陽か @gaku konishi
それは本当に せめてもの、だったか いや ありったけ、だった きみに向けて きみに対して 何ひとつ 惜しむものなどない @gaku konishi
ただ、同じ景色を 見たいということが こんなにも難しいのだと きみを思って知った、ひとつ それでも まだまだあるけれど @gaku konishi
薄く張り巡らされた それはただ美しかった 見上げれば 思い出とは別の 時間の経過 滴と合わせて輝くなんて 僕はまだ囚われていたい 離れたくない @gaku konishi
今日がいつまでなのか 今日はいつまでなのか きみと居ると思う 特別な才能なんてない 限られた能力もない ただ、気がついたんだ きみなのだ、と きみが答えなのだと @gaku konishi
これっぽっち 後悔もなく 隙間もなく きみだけだと わかっている だから、夜明けも 待てるんだよ @gaku konishi
駆けていって 巻き上げて きみの靡いた影が いつまでも いつまでも、輝けばいい @gaku konishi
手にしていない だからといって 諦めたわけでもなく 羨望だけでもなく 今を続けるだけでもない きみのために、空けている @gaku konishii
どうでもよくはなかったし どうにもならないこともあった ただ日々が過ぎて 季節がこぼれて変わっていく まだ僕は 思い出の外にはいけない @gaku konishi
何かの指し示す通り 誰かのかけた願いのように どうにもならないことが 救いになる時がある 今はまだ、信じてみないか @gaku konishi
賭けてみたといっても きみの答えは いつだってひとつじゃないか 話にもならない シャレにもならない 落ちのない恋だ @gaku konishi
大事なものほど 奥へ奥へと隠した それでよかった それが、よかった 見つけるためじゃない ずっとそこ在って ほしかった @gaku konishi
小さくついた嘘ほど 長生きするんだ 忘れられて 馴染んで 薄らいで 救いにすらなっていく @gaku konishi
もう軽々しく 言えなくなってしまった きみと出会って 大丈夫、だなんて あまりに 曖昧な言葉すぎて @gaku konishi
それならば 誰の言葉なら 信じるというのか 結局は そこに辿りつく きみ以外、ないというのに @gaku konishi
硝子に散らばる 光のように 集めて咲かせて 舞い上げる 約束なんて、儚いものさ @gaku konishi
壁際を伝う葉のように きみの言葉を絡めては 落とさぬように 掲げているのは 記憶のためじゃない 手を伸ばして いつでも その手を取れるようにと 決めたんだ @gaku konishi
出来ないということが できるのだ、今も昔も 忘れられない 留められない 離れられない @gaku konishi
小さいまま 忘れたまま 渇いたまま 濡れたまま きみを求めて、今も @gaku konishi
見つける、も 見失う、も きみ次第とわかる 僕にとって 星でも希望でも夢でもなく いつも背中合わせの 渇望なのだと @gaku konishi
取り戻す、とは 一度でも 手に入れてこそ、 言えるものだ まだ僕には遠い 羨望のその先 @gaku konishi
思うようなものでは なかったとしても ひとつ足りないだけで きみに届かないような気がして 手放せなかったのだ 安直で短絡的で 盲目的だと思わないか @gaku konishi