今日もきみに言葉を届ける

こつこつ、ぽつぽつ、小西樂より

2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

釣鐘

いつからだろう それでもいい、と思えるようになったのは何と比べてそれでも、と @gaku konishi

そこに在るだけで揺さぶる何かやひと鳴りしただけで伝わる何かを欲しがるぐらい、いいじゃないか 奪うわけでなし奪えるわけもなし @gaku konishi

歩道

わかれば救われる 答えばかりではない 乗り越える力とは そんな時とともに 養われるというけれど @gaku konishi

夕立

"最後”は 始まりの合図だからと きみの手が 離れた 僕はまだ きみの言う始まりを 見つけられない @gaku konishi

視界の端で 見間違えるほど そんな恋に 捕われている @gaku konishi

祈りごと

もっと自分を好きになりたい ぼくはきっと その言葉がずっと聞きたかった @gaku konishi

あおくさ

それはとても美しいもの 何にも例えられない 言葉のないまま満たされる 光にとける あなたの後ろすがた そして振り返って ほほ笑む、あなた @gaku konishi

サーチライト

夢の中とは違う あと一歩 踏み出せないのは 重力のせい? 足元ばかりを見つめて また夢の中へと 戻ってしまうの? @gaku konishi

深い谷

どんなに遠くてもいい きみが居るとわかるならば 思った通りにいかなくても 朝と夜が逆転しても それでもいい それでも、いい @gaku konishi

カフェラテ色

ポケットの中の鍵 ずっと持ってる 相棒のようで体の一部 開くのはいつだって一つ 僕ための一塊 @gaku konishi

スター

叶わなくてもいい恋だという だのになぜ、手放せない それはきみ自身に あまりに残酷だ 恋をそこまで 悪者にはなれない @gaku konishi

零れ落ちる

忘れることは こころを どこかに置き去りにする そんな気がして きみを置き去りにする そんな気がして 口にできなった @gaku konishi

スクエア

惹かれあう糸は いつも見えない白い糸 何かあればと 期待が色をつけていく @gaku konishi

からたち

初めての恋のまま 何度も恋に落ちる もう数えられない 結局、いつも同じ人が 心の真ん中にいるのだと 聞かされる @gaku konishi

泉の影

涙はかわく それでも伝う わかっている でも 涙は僕の代わり @gaku konishi

星の隣

僕は 永遠を願わない そんなことより きみの 一日一日の 笑がおを願うほうが ずっと幸せだ @gaku konishi

窓辺

聞けば聞くほど 歩けば歩くほど 近づけないの はがれていくようで こわくて動けない 残り少ない あなたの香り @gaku konishi

通り抜ける

僕とて同じことを してるんだ 優しくなりたくて きみの真似をしてる ただ、それだけだよ @gaku konishi

クロエ

こうして今でも 視界の隅にあり続ける 小さな石は 僕の中の不安のようなもの 影だけ伸びて 先に明日に届いてしまう @gaku konishi

リップ

知らず知らずに ほんの少しだけ重なっていた 僕らの時間 嬉しくて 誰にも言えない @gaku konishi

そっくり

呼ばれてもいないのに 振り返って あなたと目があう ちょっと笑う そんなことが 嬉しい、重症 @gaku konishi

とりわけ

使い勝手の悪い でも、間違いなく伝わる そんな言葉 僕には きみしかいない @gaku konishi

16面

間に合う人間でありたい きみのすべてに 滑り込みでも 駆け足でも ぐちゃぐちゃでも いいから、とにかく きみに間に合いたいんだ @gaku konishi

全方位

まだほんの少し足りない それくらいが ちょうどいいと笑う 大げさなことはない ただ明日も惜しいと思う きみといて @gaku konishi

樂録@48

もう、5日かと目を覚ました 昼過ぎ 夜更かし寝太郎にとって 連休は朝晩の時間を逆転させる そんな幾日 所用でふらふら外へ出ると、柿の木に花が咲いているのを見つけた 見上げないとわからないような そんな可愛らしい咲き方に こんなにたくさん蕾をつけてい…

オレンジ

ひとつの色で 塗りつぶしたはずだった なのに、どうして きみと歩いた足跡は 思いもしない 色がついている @gaku konishi

信じる

いつだって 正義が答えになるとは 限らない わかっているのに きみのことだけは @gaku konishi

交差

無音の夜が 煩わしいときは たいてい きみが足りない @gaku konishi