この淋しさを手離したくない淋しさは証心に空いた穴はきみが居た証きみが好きで僕はきみを好きな僕だからすきだったんだと思う＠gaku konishi

さみだれにたわむれてむきだしのあの白い花僕はまだあの日から＠gaku konishi

今のままでいたら何もかもが平坦になってしまうと思ったんだ心だとか思いだとか形のないものすら何もなくなる気がして自分の言葉を切り出した思えば、それがすべてのはじまり＠gaku konishi

大事なものほど落ち込んでいく心に深く記憶に深く＠gaku konishi

僕が天を仰ぐのは届きもしない空に手をかざすのは優しい音楽のふりをしてきみが本当に求めている言葉をかき消すような風に抵抗しているだけだ＠gaku konishi

なにがつらいかってそれでもいいと言うだけでまだ救われてしまうことまた恋がひとり歩きしてしまうこと＠gaku konishi

わかるよ今なら答えが我慢の代償でなく僕のためのその度のコーナーにずっと用意されていたご褒美だったんだ軽く手にとって笑えばよかったんだ＠gaku konishi

思えば今はずっと今のまま僕らだけが変わり続けている僕らは今を捕まえられない今は、僕らを捕らえて離さない＠gaku konishi

何を願ってもきみは自由にはならないと気がついたんだ僕の願いがきみの足枷になる日がくる前に今日、今でよかった＠gaku konishi

どこにもないこの小さな世界でそのままにあの海のようにきみが輝くそこが答えかここでは遠いか@gaku konishi

透明な壁の向こう僕のすべてはきみのものだけどきみのすべては誰のものでもない@gaku konishi

どう見ても僕の負けだろう伸びる影の先まで見送ってる自分でも信じられない心の中のどこかずっと甘い＠gaku konishi

誰かの代わりに夢を見れないわかっているのになせが頑張ってしまう代わりは夢だけでもないけれど＠gaku konishi

気がつけばきみの真似をしていた優しくするって手を差し伸べるってきみだからできることなんだと思い込んでいた＠gaku konishi

半音欠ける探しようのない砂のなかに散りばめられてしまった孤独とはきみがいないとは＠gaku konishi

わがままなのはきっと僕の方忘れる気もない僕の方だ＠gaku konishi

駆け出して自分に風を起こした大して進まない景色でもなぜだか無性に空を見上げたくなかったこれはため息じゃない大きく吸い込んで吐き出した決意だ＠gaku konishi

待っているだけ風向きも陽射しも知らない月がどれだけ回ろうと太陽の行方も知らないきみが居てくれるのを待っているだけ＠gaku konishi

どこかで早さを求めてた答えや毎日、心に移動にと焦りなんてないのにだいたい結局惜しむのに絡まった、あやとりのよう＠gaku konishi

知らない言葉で埋め尽くされた絶望はなくただ湖面を見るような足跡のない雪原のようで小さな世界の常識は染みにもならなかった＠gaku konishi

僕の言葉ときみの言葉が同じではないのに喜びや愛おしさが通じるのがとても嬉しくてそれを子どもみたいに運命などと名前をつけた幾分前かの、今日＠gaku konishi

自由なんて向かって目指してもずっと傍にあって同じように太陽を浴びているきみとも僕とも＠gaku konishi

夜中なら夢と間違えても涙は見えないだろう僕はそれだけ淋しい＠gaku konishi

それはとても些細でありふれたものなのにすべての人がいまだに欲しがっている言葉に代えて歌に代えて＠gaku konishi

飛べるのはあの日の空だけ きみに向けて何度も書いたね時を止めてしまいたいのはきみだけじゃない＠gaku konishi

僕自身であることなんて何も証明できないんだよできるのは今を刻むだけきみの名を借りて心すべてで＠gaku konishi