今日もきみに言葉を届ける

こつこつ、ぽつぽつ、小西樂より

2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

夢の路

本当は 自分のせいではないかと 思いたい あれこれ 気に病むのも 振り返るのも そうして 私を刻めばいいのに @gaku konishi

日付け

年を経るとは 別れの意味を知ること 別れの重みを 知るということか @gaku konishi

あけび

きっと咲かない日はない 夜でも冬でも 見ていなくても 回る夜空と同じように 気づかれなくでも 咲く一輪のように きみの優しさのように @gaku konishi

鏡文字

自分の一番の 自分の本当の願いを 確かめるのが 叶えるのが 怖かった 阻む手も この手だと わかっていたから @gaku konishi

アソート

今日だけはもう 今日を振り返らない そんなつまらない決断 見送った日は いつもそうだ @gaku konishi

羽色

揺れていた 遠くで 細く伸びた 花のような気がした 手を伸ばせば 届くが気がした でも、まだ僕は 楽になろうとは思っていないんだ @gaku konishi

美しい世界

信じるも信じないも 選ぶ必要なんてない 海を背に 風を受けて 光の下 笑がおのきみを どうして 忘れられようか @gaku konishi

遠くても

幸せだけが 隣り合わせの 想いだけじゃなかった そんなことはわかっている でも、それが何より 幸せにつながった きみだから @gaku konishi

名残

きみの代わりを探すから 見つからないのか そうか @gaku konishi

染まる夕暮れ

優しいふりをしているだけ だから時々 ひどく優しくないことが 自分でも驚くくらい 取り戻せない言葉が たくさんある きみの世界を傷つけたのは 僕も同じ @gaku konishi

ルート

眠る直前 目を覚ます 無重力には行きたくないと せめて繋ぎ止めてほしいと 夢だか現実だかを なんて まだそんなことを言っている @gaku konishi

ヒカル

何を求めても 叶わないものが 一番欲しいもの @gaku konishi

ぴあの

素敵って 心が惹かれるって もうどこに置いたらいい 使い慣れない言葉に とまどって 手を放してしまいそう 生まれるかもしれない 他の想いが、少し恐い @gaku konishi

ハードル

消えていくのは 忘れるよりもつらい 誰かが創造の種をまくまで きみは待てるの さぁ、次はきみの番だよ @gaku konishi

泣かないで

硝子越し 合わせた手のひら 感じているのは きっと僕の温度だろう だけど きみがいる 幻ではないと わからなくなった温度が その証 @gaku konishi

フィット

眠るまでの ほんのひと時 はがれていく後悔 きみがよく眠れるように ゆっくりと 落ちていく魔法にかかる わずかな隙間と救いになるように @gaku konishi

プルメリア

止みかけの雨 追い出された雨雲 濡れたアスファルト 光る水たまり 明日には 同じものは どこにもなくなる 見送る僕もいないんだよ @gaku konishi

満ち欠け

どこかに 繋がっていると 誰かに 繋がっていると 言うけれど ここで、きみと というのは いけないことかな @gaku konishi

夢を辿る

どうして 頭から離れない 泣きはらしたわけでも 声をからしたわけでも ないのに きみが伏し目がちな視線の先 うなずいて 去っていったあとを @gaku konishi

夜になるだけ

求めない きみの瞳に映らないなら 求めない 答えも期待も あっても無くても同じ @gaku konishi

返せない

目の奥で 涙が溜まっている 感情の区別もないまま 誰もいないところで 何もないところで きっと流すことになる @gaku konishi

捨てる

ひとにあるものが 必ずしも自分にとって 必要なものかなんて いつわかるのだろう これは強がりか 真実か わからないまま @gaku konishi

海沿い

何もないまま 進むこともあるさ おかげで 勝手に進んだことが 今日の収穫 それくらいの楽さで 考える 僕の力では回らない 太陽 @gaku konishi

ブルーインディゴライラック

その時が走り去っても 好きでいて まるで呪文のように 繰り返される フレーズに 今日も背中を預けて 前へ行く @gaku konishi

照明

いつか、に 答えはないと知ったのは つい最近のこと だからといって 使わないわけでも 待たないわけでもなくて 隅の方で 期待を隠しているの @gaku konishi

遠ざかる

カーテンの隙間 見えるのは 街灯か どこかの家の灯りか ここが暗いから 外の灯りがよく見える 朝はまだ先 でももうすぐそこ @gaku konishi

ガジュマル

どんなことでも 確かに過ぎれば 形は変わる 変わらないのは 過ぎるたびに 変えていくから 微細に末端から 時には芯まで 自分の変化はそっちのけ それもまた 変わる大きな力 @gaku konishi

秒針から

降り始めの雨のような きみの懺悔 どうして あんなにたくさんの人を ゆるしてきたきみが 自分をゆるす言葉を 持ち合わせていないのか どうして @gaku konishi

クレーター

無理に忘れると かえって思いだす だから好きな時に 思い浮かべる 思い浮かべては 好きになる @gaku konishi

糸車

歩くつま先の向きを 間違えない 歩く一歩の大きさを 無理に広げない それだけで きみを傷つけなくてすむ そんな風に思っているんだ @gaku konishi