今日もきみに言葉を届ける

こつこつ、ぽつぽつ、小西樂より

2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ゆり

ひとり昇る坂道 振り返り見るのは 同じ高さの 見渡せる街並み そうか 振り返って見えるのは 同じ高さの青い空 @gaku konishi

未月

嘆いた恋の その先にあるもの 得手も不得手も ない世界 @gaku konishi

立日

ふとね 落ち着いたとき 空白の思考の直後 思い出すんだ これでよかったのかと きみは 体の芯まで結局 忘れてない @gaku konishi

懐古

音もなく ただ、きみにあいたい 音もなく 降る、雪のように @gaku konishi

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羨ましくもあった その大らかさと 無防備に笑う、きみ 本当は繊細であることも 自分ではないことで 満たされることも、あるね @gaku konishi

ましろ

きみが生まれ変わる 真夜中のひと時 僕の声で目覚めてほしい シリウスは どこで輝いているだろう @gaku konishi

短くも

きょう、花の名前を知りました ずっと見ていたのに 季節の一瞬をとらえきれず ただその輝く花の 名前を知らずにいました うつくしいものには たいてい 誰かが名前をつけている @gaku konishi

しぐさ

たくさんある中で 何を選ぼうか 思わせぶりな 強がりと 思いがけない 優しさが きれいなマーブルをつくる @gaku konihsi

サフラン

毎日が進行形で 忘れられるわけがない ここに、きみと 今も変わらず @gaku konishi

カルテ

いま、きみの体には どんな言葉が入っているのだろう その言葉で自分を 傷つけてはいないだろうか さぁ、僕の言葉と交換しよう 伝えるより近くに感じてほしいんだ 僕はきみを想う言葉で できているのだから @gaku konishi

天と

全てが叶うのは 恋ではなくて 愛であると 誰かが 言った @gaku konishi

次の朝

まだ偶然を 喜ぶような 満たない恋で きみを待つ @gaku konishi

マシマロ

眠るまで そばにいても いいだろうか きみか僕か 眠るまで @gaku konishi

飛んでしまえば

きみと同じで 僕も夜明けが遠い 回っているという地球は まるで止まっているようだ だったら僕らは 離れずに繋がっていられるね 重力なんていうものに 引き離されない @gaku konishi

一歩手前

どこかで聞いた言葉で 組立ているのは 僕だって同じだけど 違うと言えば 呼吸と思いの丈 裸足でも 駆け出したくなるような衝動 @gaku konishi

ヤドリギ

きみが光りを抱きしめる そう見えた後ろ姿を 僕が遅れて 抱きしめる 僕の光り @gaku konishi

ダブル

難しいことを したいわけじゃないのに どうしても きみの前だと、うまくいかない そんな頃が懐かしい 今でも時々あるよ 黙っているだけで どきどきしないわけじゃない @gaku konishi

泣きながら

きみになら、なんて 言えなかった むしろ、それより きみとなら @gaku konishi

斜陽

代わりがあれば しあわせか 代わりがあることは 不幸せか 今の僕は きみにどう映るのか @gaku konishi

今より

わからないまま 進んでしまった でも わかっていたら 進まなかったかもしれない 揺れながら 不安定な、恋 @gaku konishi

帰り道、かげろう

きみを連れてきたかった この他愛のない日常の 隙間に射しこむ 光りの渦 ほんの少し 僕の見ている世界を 見てほしかった @gaku konishi

炭酸ソーダ

きみが意味を与えた あの虹に あの夕焼けに あの時に だから僕は 言葉に映す きみがくれた 意味をたどって @gaku konishi

ちりばめて

僕の言葉には 大きな音はないけれど コトコト しとしと きみの心にあわせて 寄り添い、歩く @gaku konishi

ハンカチ

きみが 笑がおで迎えてきた エトセトラ 今日だって それが目的で 来たようなものだよ @gaku konishi

イベリス

元通りには ならないかもしれない でも、もっときれいになるかもしれない たとえ傷ついても そうなることも あるんだよ @gaku konishi

よろず

ほんの一度でいい この線を越えてほしい きみの 心の奥の欲望が 聞こえそうな、ひとひら @gaku konishi

リバティー

それはまるで 夜空に架かる虹 浮かびあがる 希望だという 半音下がって また、きみへとたどり着く @gaku konishi

バルーン

出て行ってしまったら もう戻らない どんなに後悔しても 迷っても 否定したことも 傷つけたことも もう、戻らないから だから僕は 何倍もの優しいものを 添えられるように 与えたものから逃げないように @gaku konishi

夜雨

ただ自分のできることを やっているだけ 今の自分の身の丈を 悔しく思うこともあるけど その分速く走るから 速く見つけるから 春よ @gaku konishi

時計回り

たくさん ありがとうを 残してくれたのに 忘れていいなんて お願いだから、言わないで @gaku konishi