笑っていて なんて甘ったるい もっと、もっとだよ 浸して浸して 世界はもっと優しくて 幸せなのだと 浸しておきたい @gaku konishi

あれだけ思って あれほど救われて これ以上ないほど 満たされていたと思ったが 朝陽よ、残酷だな 覚ました僕の目に それが幻や絵空事だと わからせるだなんて @gaku konishi

僕だって 理想からは、ほど遠い 語るだけで終わることだってある でも、叶えられたら その光景を思い浮かべられるだけ 先に進めそうな気がするんだ @gaku konishi

今からだって また間に合う それをそのまま受け取って 今から愚かに駆け出して 会いたい 会いたい 会いたい 早送りにならない今を きみに捧ぐ @gaku konishi

離れていく線路 手を振りながら きみのいろいろを願う ただの色々でない きみだけのいろいろを 願うばかり @gaku konishi

変えられるものなんて 最初からないものではないよ 在ったからこそ 今そこに、 今ここに @gaku konishi

間違った道にしたのは 誰かだと言えるほど 高尚なものではないけれど すぐには届かない道でも 辿り着けると信じ続けられる 思いは自分の中にあったはずなのに @gaku konishi

ひと粒落としても きっとわからない 涙なんて、そんなものだと 思っていたのにね あなたはそれを 見つけてしまう @gaku konishi

書くたびわかる 書くたび見える 自分の思いと心象風景 ペン先掠れる音が好きなんだ きみと競うように 書いていた 時間がそこに詰まっている @gaku konishi

時間が経って いいことだらけでも 悪いことだらけでも どちらでもよかった、と 言えるようになりたいんだ 僕の強さを最後に 知りたいんだ @gaku konishi

特別だとわかっていて 他とは分けていただけ 記憶も視線も 心もすべて @gaku konishi

言ったそばから 消えていく 触れたそばから 消えていく 確かにあったと わかっているのに 掴めきれないのは 言葉も雪も同じか @gaku konishi

嘆いても仕方がない 隙間だって仕方がない ただそれでも きみがここにいることが すべてだと繰り返し そして今なのだと、伝えたい @gaku konishi

きみは人の欲しい言葉を 持っている 相手が望む言葉を いとも簡単に だけど きみの口から 望む言葉を持つ相手のことを 思えば、 一度と聞いたことがない @gaku konishi

どうして 僕が見つけたのに 見つけた僕には そこで終わりの縁しか ないのだろうか 見つめるだけの、 世界の切れ目 @gaku konishi

きみも知らないままでいい 得体の知れない運命に 寄り添うことなど 知らないままでいい @gaku konishi

僕には きみのほうが ずっと優しい そして もう、ずっと遠い @gaku konishi

こんな痛みでもいいのなら 僕はきっと何度も繰り返す きみに どうしても、きみに あいたいんだ @gaku konishi

好きを認めるのも 見て見ぬ振りをするのも どちらもつらい わかりきった答えが 思いの外、重く かえって放りだせない @gaku konishi

繋がりすぎると億劫で 遠いままでは穴が空く 焦がれても、同じ @gaku konishi

僕の世界はきみなのに きみの世界に 僕を見つけられない これが、世界というものなのか @gaku konishi

違うなら、それでもいい 今まですべて 違うとしても、構わない ただここに きみが現れたことが 僕の全てを肯定する @gaku konishi

この夢は 早く醒めるべきなんだ あと少し、離れて 目を開けば 現実があるのだと まだ醒めぬ夢の中 @gaku konishi

通りがかり 読みかけの本 渡しそびれたメモ 引かれるうしろ髪 見上げれば、雨粒 ああ、今日も今日のままだ @gaku konishi

だから僕から見つけるのが 嫌だったんだ 必ずこうなる 過去を羨んで、未来に憂いて きみから遠ざかる 本当は僕だって 出会えたことに喜びたい ありがとうと言いたい でも、まだ届かない その想いまでは 伸びるのは影ばかり @gaku konishi

決めたからといって 変えないこともない 明日の天気も昨日の天気も それぐらい きみの心にも そう告げたらいい @gaku konishi

今にして思えば 全てはそれでよかった その通りだ だから、僕はここに まだ居られるんだ まだ、きみを待っていられる @gaku konishi

遠くのまま 見つめるのも悪くない 月が沈むよりも早く 今日が来るというから きみと並んで @gaku konishi