きみの眠る顔を言葉もなく見つめてしまうただ秒針だけが進むのも細く風が通り過ぎるのもこのひと時がすべて@gaku konishi

こうしていつまでも同じ時間の枠にいようとするからきみが居ないという穴がどんどん大きくなる@gaku konishi

しあわせなんてそんなものだし後悔だってこういうものだ波に揺られて答えを探るこう見えて、欲しいものはひとつじゃない@gaku konishi

きみの言葉が本当なんだ誰かに寄せても誰かを真似てもこころは形を欲しがっている@gaku konishi

忘れる前提の思い出が嫌だったきみが色褪せるのも欠片になるのも自分の不甲斐なさも@gaku konishi

聞こえるのも響くのもきみの声灯火にも似た喜びと浮き足@gaku konishi

きみから離れて見つかる答えがあると思った霞んだ星からすれば嘘も間違いも愚かなものではなくて愛おしいそれだ@gaku konishi

きみに思いきりわがままをいってもらいたいまだ見たことがないきみのわがままを味わいたい@gaku konishi

どこかで見たことのある景色なのに美しいというだけできみにも見てほしいと思ってしまう雲の配置が絶妙なんだよ、と声が聞きたいんだ@gaku konishi

肩に乗せた可愛らしい嘘に強がりも通じずもっと早く寄りかかればよかった@gaku konishi

今でも、まだそんなことを言っているそばからどんどん過去へ突き離されて追い抜かされて@gaku konishi

きみが本当になりたかったものを誰にも気兼ねせずに言える日が僕にもきっと記念日@gaku konishi

取り戻すだけのものがあったかどうかそもそも無くしてもいない自分なのかもしれないきみに相応しいとはどんなものだろう@gaku konishi

どんな精密な秤にかけられても僕の答えは変わらない僕の全てはきみを足してひとつの形@gaku konishi

いつもではないけどだいたい、そう痛くなるところも揺らいでしまうのも堪えきれずきみという場所@gaku konishi

囚われたくて捕らわれて記憶の角を消せずにいたよ意気地が無いのと優しさは何が違うの@gaku konishi

僕の答えはまだ、きみの答えじゃないそれがまたこの恋を引き延ばす原因なのかもしれない@gaku konishi

自分で糸を絡ませて固結びしたんだ最後まであなたが繋がっているかも確認せずに@gaku konishi

公平だと丸くならないと知ったいびつなものが美しいというのもそれと同じか @gaku konishi

言葉にした思いに確証なんてなくて本当かどうかもわからないからわかってほしくてこうも毎日@gaku konishi

夢じゃないと言って欲しかった僕こそが夢とそれ以外の区別がなかったや@gaku konishi

めくるたびに心がときめいたもどしてもそこにあるページが嬉しくてその存在のは存在、とは@gaku konishi

強すぎるとどんな正義も悪になるわかっているのに消えもせず@gaku konishi

僕にできることそれが何であれきみの何かになるそれがひとつの幸運@gaku konishi

もしもだけでは世界は形にならないね小さくても釘を打つべきか@gaku konishi

欲しいと思っていたものはなりたいものに必要で時がたてば変わるのだと思っていたどこでもなくここで、きみとこれから@gaku konishi

今でもいつでもいいだなんてずいぶんと僕は 豪勢に時間を使う きみだからきみだから@gaku konishi