今日もきみに言葉を届ける

こつこつ、ぽつぽつ、小西樂より

2017-01-01から1年間の記事一覧

願いの先

だめだよまだ夢から醒める勇気がないんだまだきみが側にいる明日ことなどあとまわし@gaku konishi

誤差

縦横無尽に飛び散った、悲しみのあと消すことも集めることもしないそのままで美しくなればいい@gaku konishi

かるた

線の引き方丸の書き方つなぎ目と、始まり全部が、きみと笑いながら、きみと@gaku konishi

ゆりかご

諦めは潔さをくれた後悔は時間の軸を教えてくれて悪いばかりではないと消えゆく夜露が朝陽に輝いてみえた@gaku konishi

クロス

ほらね 手を放した途端 遠くにいってしまう いつもと同じ 離れたかったわけじゃ ないのに @gaku konishi

あさひ

いつかは来る日光の途切れる日影の見えなくなる日空が海になる日涙が乾く、その日@gaku konishi

アーク

きみの自由のもとに何を入れようか鞄いっぱいの希望に似たきみに寄りそう、何か魔法よりもっと楽しいもの@gaku konishi

揚羽

同じ螺旋から抜け出した自分で作り出した迷路ほど迷うようにできている@gaku konishi

もっとずっと

少しくらい淋しいちょうどいいバランスがわからない指さきが空を彷徨うんだ@gaku konishi

しぐれ

目に見えないもの味にならないもの温度のないものきみが幸せであれと願うことも音ではないもの香りではないもの@gaku konishi

エース

折りたたまれた きみの毎日 もう広げられないまま また積み重なっていく その中に 僕の言葉がいくつ挟まって いくつ寄り添っていくのだろう 僕は永遠の作り方なんて 知らないけれど @gaku konishi

アローズ

何かをすれば 傷つけてしまうと 自惚れていたんだ きみは 僕ぐらいの何かで 傷つくことなんてないのに @gaku konishi

今日も明日も

手を取り合ってただ歩いているだけ運命なんて言葉じゃ重いけれど繋がる喜びは言葉には表しきれない@gaku konishi

風向き

両思いという思い合っているのにどうしてすれ違うのかこんな素敵な言葉で結ばれているのに@gaku konishi

つまりは

きっと忘れてしまうときみが言ったそういう時はたいてい、忘れないし忘れられない@gaku konishi

冬の蕾

似てもいなかった思い込んでいただけだったきみと僕は似ていない全く違ってそれでもやっぱり惹かれ合うならば@gaku konishi

手編み

そんなところで止まっているならここにきたら、いい立ち止まっても星を数えることも波を寄せることだってできる@gaku konishi

サフラン

何を信じるかはまかせるからもう一呼吸してくれないかきみの小さな世界が固くしぼみそうだから僕をみてもう一呼吸、してくれないか@gaku konishi

イニシャル

光の中は眩しくはない暗闇の中から見るから眩しくて目をそらしてしまう@gaku konishi

山桃

声は空気に溶けてしまうだから僕は残したくて、伝えたくて書くことを選んだのだと思う記したかったのだと、思う@gaku konishi

ステッキ

思いついた言葉がいつもより重たい気がしてよけて歩いた、気持ちの隣り@gaku konishi

庭園

繰り返してはやめる折っては、開く欲しいものが目の前ばかりにあるとは限らない@gaku konishi

ススメ

自分という近くて遠い人とずっと見てきた夕焼けはどれも違う色の夕焼けどれも違う思い出@gaku konishi

語るも

伝わらない 僕の拙い言葉では 何の温度も 何度繰り返しても 立ち尽くすのは 僕だったんだ @gaku konishi

俄かに

特別が日常となり 消えた日常が特別になる 祈りを受け取るとは どんな時なのか @gaku konihi

満たす

どんな答えでもいいと思っていたけれどそうでもなくてむしろ、欲しい答えは一握りにも満たず@gaku konishi

カプチーノ色

用意ができたと 呼びに来た 弾むようなきみの声が 僕の体に響く その感覚が好きで どうにか閉じ込められないかと 何度か考えた @gaku konishi

鹿の子

謝るタイミングを逃してしまった時ほど相手は遠く後悔は高く積まれていくだから、いつだって今が最良@gaku konishi

あまり

毎日、きみに送る思いは透明でもないのに澄んでいる自分でも不思議だけれどそうなんだ@gaku konishi

ひなげし

枯れてしまったのか生まれ変わるだけなのか教えておくれよ@gaku konishi