今日もきみに言葉を届ける

こつこつ、ぽつぽつ、小西樂より

2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

足取り

光のなかきみの後ろ姿を見る振り返るのを待つ僕は思った以上に幸せだった同じ場所に居られるということは運命の上なんだな@gaku konishi

白絲

ありきたりな窓の外の空はそこが一番の救いだった毎日、そこが僕の自由だった@gaku konishi

サツキ

自分たちには至って普通の引き合わせと滑らかに運ぶ決断が手に手を取るまでごく自然に流れていくそれが運命なのだというから僕らはたいてい気づかず結ばれる@gaku konishi

点滅

望まないと望めない何もかもだろう僕はずっと今も好きだと伝えきれていないのに望まないと望めない@gaku konishi

誰のためなど訊くものだからつらいのだ自分の印を消されることもあるいっそ、すべてが同じであれば想った証も消されはしないのか@gaku konishi

インク

同じことを繰り返すあっても無くてもそれでもいいあなたに会う方法を今も昔もこれからも探し続けるだけ@gaku konishi

シルエット

叶うまでの一分一秒ですら惜しくて手離せない愚かだと思うだろうかきみに会うということは僕にとってそういうことなんだ@gaku konishi

綴り

憧れていながら心のどこかで求めながら手にはできないとあれこれ理由が浮かび上がって運命ではないことの証を丁寧に繰り返し今日もまた思うばかりの時が過ぎる@gaku konishi

離れ

まだ治らない傷のひとつやふたつ純粋だから傷ついたわけではないむしろ傷つくことを省みないから気がつきもせずいつもどこかが治らないままなんだ@gaku konishi

手を振る

日の当たる才能ばかりで僕は作られていないむしろ、その才能はきっと僕には魅力的なものには映っていない僕からしたら見渡す限り、雪野原@gaku konishi

早送り

自分の足跡が頼りだった振り返るたびそこにあった今に安堵を得た向かう場所なんてあってないようなもので存在や夢の証は未来とは違うところにあった@gaku konishi

惑星

大袈裟なことではないただ正直に伝えるとそれくらいしか見当たらない僕には生き続けるだけのその理由が、きみしか思い当たらないということ@gaku konishi

イヴ

夢を見た何を手に入れるというのかそもそも望んでいたのか目覚めた今ではそれすらわからないなのだとしても相手がきみであるはずと夢の続きをのぞむばかり@gaku konishi

白雪

色は気まぐれいいわけしてもいいあの青もあの白も全部全部違う名前なのだからいつだってきみのために色づくすべて@gaku konishi

まだ見ぬ

或る日は日常ではないまるで言葉遊びのようなもう一つの世界で起きたもうひとりの自分の一日想像と現実の間の或る日@gaku konishi

アンバー

最後に真上の空を見上げたのはいつだったか目当ては星でも月でもないただ目を閉じても感じていたかったまだ上があるのだと信じたかったあの日から、もうどれだけたったのか@gaku konishi

指折り

きっと花そのものは気にも留めていない花びらが流されてもまた咲くのだからと離れたとしても花びらよりも今を生きるここが世界の中心なのだと@gaku konishi

一面

これしかないそれでもないあれからもうどれならまたきみに会えるというのか@gaku konishi

そばに

それは何かの音で大切なのだとわかる刻むのは時だとしても思い出すのは僕自身音も思いも消えてなくならない@gaku konishi

フリンジ

忘れるためには思い出さなければ無くすためには持たなければそれすらも嫌で結局ずっと想っているだけ@gaku konishi

鼓動

誰かに語るまでも無く約束にするまでも無く僕はきみと共にあると知っているんだ@gaku konishi

かれん

愛おしさとは何かと思い巡らせたその時そこにきみがいた@gaku konishi

風よけ

誰かのしあわせを願っている時はいかだ平穏で安全なのだときみがいうから僕も同じことを考えたけどきみのことを思う方が僕にはずっと穏やかで、安らかだ@gaku konishi

星に似た

隠せるものならそのままにしたどんな言葉も浴びせずただ思う浮かべるだけでしあわせなままに@gaku konishi

六花

きみのように僕はさよならをきれいに使いこなせない世界にはこんなにも溢れかえっているけれどどれがうまくいっているのかさえ僕にはわからない@gaku konishi

上空

信じたものの証わたしには無かった最後まで最初から思うだけの一辺倒@gaku konishi

余地

ずっと続いてほしい心を傾けている限りだけどずっと同じではいつか耐えきれなくなるわがままの域を超えたこの欲望をあと何度か飼い慣らせばいいのだろうか@gaku konishi