今日もきみに言葉を届ける

こつこつ、ぽつぽつ、小西樂より

2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

明日花

きみが眠らないのは 何かが惜しくて 手放せないから 目を閉じないのだとしても かまわないさ ぼんやり今日を 見送るだけの僕には きみの眠らない理由が 輝いてみえる @gakuk

窓辺

指さきに咲く 光がまるで 花のよう 僕に見えるのは そんなきみの世界 @gaku konishi

月日

消えた下書き 出さなくていい手紙 これでよかった 伝わらなくてよかった そんな言葉も 僕だって持っている @gaku konishi

あまね

どんな小さな嘘も どんな美しい真実も 結局背中合わせな気がした 僕らが思う現実とは どれも違う気がした @gaku konishi

横がお

きみのためは 僕のためだと 聞いたことはないだろうか この単純なサイクルを 僕は心底、喜んでいる 繋がっていられること 過去も未来も 景色も風も あの光もすべて @gaku konishi

スクエア

共にすごせることは しあわせだ だけど、待つだけでは 満たされない それを知る前に 戻れない @gaku konishi

こだま

それがきみではない 誰かのためでも いつかの後悔に変わっても 僕はそれでもいい 巡る想いを信じているんだ それがあると、疑ってもいない @gaku konishi

真下

見つけるたびに、喜んだ 粉々になっても 散り散りになっても きみの記憶は薄紅色で 世界のそこかしこで 輝いている @gaku konishi

超える

逆方向に向かうのか それもいいかもしれない 今は離れたほうがいいのだ この体だけでも 頭の中も心も結局、 離れられないのだから @gaku konishi

待ち惚け

選んだ理由など 在って無いようなものだ 覚えていても 忘れていても きみを求める僕には 何ら変わらないんだ @gaku konishi

夜行

ただ一緒に星が見たかった 同じ夕陽を見たくて 同じ風見鶏を見て 違う思いでもいいから きみのいる 同じ時に浸りたい ただ、それだけ @gaku konishi

連詩

諦められたら 楽なのだろうが 楽になっても 諦めきれないのなら 行き止まりだ そこが思うところで 僕にとっての 正解なのかもしれない @gaku konishi

夕方

ページを捲る 次はあってもなくても 作品なのだという 空白の圧力 緻密な透明 儚い漆黒 それらすべてが 言葉に代わるもの @gaku konishi

サイダー

心は簡単にだまされる あたりまえだ だまされたいのだ きみに関わることなら 真偽を問うのは たいてい後回しなのだから @gaku konishi

モザイク

正しい答えは ひとを強くさせるが 僕はきみを傷つける 強さなんて 持ち合わせていない 正しければ、とは まだ思えないんだ @gaku konishi

誰かの足あとだと思って 嬉しくなっていたのに それが自分のものだと 気がついて、歩を止めた それでもいいと思える時は どんな時なのだろうか 巡るのは時や思いだけでは ないのだろうけれど @gaku konishi

メロウ

小さいな小石で 水面を揺らす どこまでも 終わらないでほしい きみの揺らぎを 僕まで届いてほしい @gaku konishi

青葉

言葉にするのが 恐かった 変えてしまうことも 残ってしまうことも 刻まれていくことも そこに言葉があるからではない 自惚れていることを 見透かされるのが 恐かった @gaku konishi

スケッチ

夜に溶けるのと 闇に溶けるのと 大いに異なる 欲しいものを 落とす先を 間違えてはいけない @gaku konishi

色違い

僕の忘れてしまったものが あるのかもしれないね きみの涙の中には だから、こんなにも 締めつけられるのかも しれない @gaku konishi

スカイ

どこにもあって どこにもなくて 見つけられないなら きっと 見つけられないから 透明にしたんだ @gaku konishi

生糸

見ないふり どれを 何を いつまで どうして @gaku konishi

葡萄

特別な意味を知るには 充分すぎた きみと、出会って @gaku konishi

すみれ

どこまでいっても 朝陽はまっすぐなのか 僕にも届くという そんなことも きみが教えてくれたというのに まだ問いかけて まだ答えを求めている @gaku konishi

ブルーム

数えながら 待っていたんだ きみにも秘密で 待ち遠しくても だれにも秘密で だから、今日も大丈夫だ きみを待ってる @gaku konishi