待ち合わせたわけでもないのに会えるというから運命が顔を出すんだよ信じそうになって何度も同じ場所を歩いてしまう振り向き様にその道角に、どうしても期待してしまう@gaku konishi

遡るほど不透明になっていく失いたくないものほど靄がかかって歪んでいく諦めはこんな時ほど優しく囁く@gaku konishi

混ざり合って削りあって違うものになって後悔なんて跡形も無くなってやり直すのではなく始まるの@gaku konishi

まるでもこれきりも今にも終わりそうだ連れて行きたかったんだきみをあの日のまま変わらぬ夕日のあの場所へ@gaku konishi

悪にはしたくなかったこの好きを好きのままで＠gaku konishi

何と無くすべも無く欠けたものを集めたもののそれはそれで欠けたことの完璧さは疑いも無く形とはそういうものか@gaku konishi

駆け足なんて嫌だったしそんなのカッコ悪いとすら思ってたんだよ走らなくてもいつだって追いつく自分でありたかったどうしてきみの前だとうまくいかない@gaku konishi

欲しい未来との差を嘆いてもこれもまた恐らくは僕が認めずも求めた未来わかるまで手にするまでは繰り返す@gaku konishi

見間違えた方がマシだまだ自分に酔っているのだと言い訳ができる本当にきみがいないのを実感することが何よりおそろしい@gaku konishi

叶えるまでの近道が正解だなんて言わないよたまたまの道が大抵の正解で遠回りですら気がつかないそれぐらいの時空の歪み夢ってなんだか@gaku konishi

繰り返したことも巻き戻したことも後悔ばかりだけど、わかっているきみがいるからがんばれたただそれだけ@gaku konishi

留めたはずの釦でもただの指を掛けただけ嘘をつくのと似ている真実に手を掛けただけ@gaku konishi

どうしているのだろうそれに代わるものはあるのだろうか運命の相手とやらよ同じだけの熱量がお互いにあるのだろうか僕はまだ自分を測りきれていないけど@gaku konishi

迷って当然だ目印なんて、ひとがつけたもの善意が失意になることもあるでも、大丈夫自分を信じることが1番の目印なんだそう、あなたに教わらなければ僕はずっと誰かを羨んだまま動けなかったに違いない@gaku konishi

感じられるのは今だけそんな謳い文句には乗せられない言ってるそばから過去になるというのに騙されるものか@gaku konishi

一日一日24時間分、離れていく重ねていた時間よりあっという間に離れていくんだ数なのか、深さなのか思い出って@gaku konishi

かかるきみの虹色縞々バッグどうしてだろう他愛のないそれらが輝く瞬間に跳ねる声の心地よさ僕だけではないはずの目にする奇跡よ@gaku konishi

数えるのは得意じゃないかと言ってないと不安になる星の数@gaku konishi

色が溢れていると思い込んでいたのは僕だけでカッコをつけていただけさ余白の白の強さにまだ勝てもしないくせに@gaku konishi

誰かの通った道足跡も気にならず誰かも気にならずだけど真っ白なままでは嫌だなんてねわかれよ、とまどい@gaku konishi

寄り添えるなら出来るだけ優しく長くだけど、できるなら僕とだけ@gaku konishi

不思議なもので僕には切り貼りされた空のほうが言葉がある気がして何もない大きすぎる空は素晴らしいがかえって僕を迷わせる@gaku konishi

ただの風景だわかる言葉で書いてもその行間がわからないどこより語るそれは僕が鳴らすものではなくそちらの頭の中で鳴っているきみの言葉の音だ@gaku konishi

大それたものは特になくただ与えられたものがこれだった僕がきみをみるそしてきみを残すきみを映すそれらがたくさんあって思い出にするには多すぎるから今に至る@gaku konishi

朝になるそれで全てがやり直しになれるなんて思ってはいやしないよ朝が来るたび世界が輝くたび今の自分から目を反らさぬように@gaku konishi

きみが眠るまで側にいるなんて甘えたことを言って僕はまだこの時間をどうにかしたいと目論んでいる@gaku konishi

あんなにゆっくり雲が流れてるのにもう2度と出会えない同じ形なんてない全力で走っても後悔しようにも間に合わないそんな交換条件でもいいと思ったんだだってきみには代えられない@gaku konishi