今日もきみに言葉を届ける

こつこつ、ぽつぽつ、小西樂より

2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ひばり

何も要らないわけじゃないむしろ、変わらず強欲なんだ僕はきみといたかった見つめることも声を聞くこともきみを思うこともその答え合わせが待ち遠しい欲しがってばかりなんだよ@gaku konishi

つばさ

華奢な音が響く見たこともない空に散りばめられて消えていく手を伸ばしてみればよかったのだ触れられないとわかることも触れられるとわかることも必要だった@gaku konishi

左右

誰に宛てたわけでもなく書き留めた未来も過去もこれで変わると信じて変わらぬ僕の愚かさは折り紙つきだ@gaku konishi

めぐり

今日が終わるせっせと時間を進めて今日が終わる歩きながら思うんだ足跡のように思い残し明日へと行った太陽を思う背中には今日の月いまだに本音と弱音がイコールで困る@gaku konishi

付箋

どんな顔をすればよかった笑えばよかった困ればよかった泣けばよかったどれもわからないただ思う時間が止まるのを感じたんだ今ここ、の線が消えたんだ@gaku konishi

シオン

離れ離れのときはひとつになりたかったでも、ひとつになると何もできないことも知ったきみを、ひとりにしているそんな気がして共に在るということの矛盾をしった@gaku konishi

からん

羨ましいだなんてやめたい何も美しくないこの柔らかな飢餓頑なな無いものねだり@gaku konishi

アリア

きっとあなたはもう眠ってる遠く、遠く触れられもせず寝顔をみるだなんてそんな贅沢は夢見ないだけどふと、なぞってしまうきっともう眠ってるいる手のひらの中のあなたいま、手のひらとこの心は繋がっているいま、指さきとこの心は繋がっている@gaku konishi

アール

わかる時は終わる時だそして手放す時だわかりたくもない終わりたくもないでも、わかってる呼吸するたびに答えが体に入ってきて進む先は選べないだから願いはひとつしかないきみの明日を守りたまえ@gaku konishi

イブ

これまで見た景色も感じていた全てもただの記憶だと思っていた離れてみて違うものを揃えて囲まれてみて思う足りないわけじゃないきみがいないことを気づかせないために新しい出来事だと上書きなんてしたくない@gaku konishi

朝凪

ここまできてだからと言ってきみがいるわけでもない朝は希望に溢れているそれでもその希望は僕のものではないな@gaku konishi

リコリス

誰のためでも答えはいつも同じで気がつけば風の吹く先にきみがいてくれたらと望む自分がいた励ましや理想はゴールではなく道具なんだと思うよ@gaku konishi

スペル

見つけたというでも届かないというたったひとつだという代わりなど無いというのにいまはまだ交わることのない道のうえ@gaku konishi

めのう

この想いが届かないのはひとが思うほどつらいことではないけれどいつまで、と繰り返し、繰り返すそれこそがつらいのだとわかる@gaku konishi

草笛

お願いばかりでいつも叶う瞬間を見損ねてばかりだでも、それでいいきみの願いが叶う瞬間僕がいなくてもいいんだ叶ってさえくれたならそんなことは、大したことじゃない@gaku konishi

交差

あらゆる所あらゆる時僕はきみを残したどこにいてもいつであってもきみを感じるためどんな幼稚な方法でもいいそこにきみが在ることが何より重要で@gaku konishi

すばる

出来ることをできるだけ多くいつかのきみのために未来が過去を変えるから今の僕は出来ることをやり尽くすと決めたんだ@gaku konishi

クリア

誰かのもので何もない引いてみても足してみても運命にみられるスローモーションは僕だけのものではなかったようだ@gaku konishi

椎の葉

偽ものだというのは簡単だだからといって信じていたことを全て手放すこともない信じたことこそ変わりのようのないものだ@gaku konishi

リボン

たとえそれが代償だとしてそれでもマシだきみが残したものだとわかるのだから@gaku konishi

かなで

覚える気などなかった花の名前光に溶けた横がおと遅れて揺れるきみの長い髪花は変わらず僕もあの日のままなのに@gaku konishi

ビーズ

考えても明日は明日のままどこにもいかない行くのは僕らだ時が変わるのでは無い変わるのは僕らださぁ、だから僕の手を取るといいおそらく、きみが探してる相手だよ@gaku konishi

雪どけ

一途であれば報われるなどと思わない方がいい道はいくつもあると思って踏み出す方がいい答えはひとつだが見方はひとつじゃないだからきみの思いが報われる形もひとつじゃない@gaku konishi

花押し

夜を削って星を見つけるそんなことに近い気の遠くなるような闇雲の中にいてきみに対してどうしてあんなに純粋だったのか@gaku konishi

ブルー

同じものを見続けて同じ問いを繰り返している新しい答えが欲しいような欲しくないような正解なんて言葉があるから間違える@gaku konishi

かげろう

想像し得るすべての優しさの形僕にとってきみそのもので花咲くかぎり注ぐ陽射しのかぎり瞬く星のかぎり触れる白雪のかぎり@gaku konishi

ノバラ

憧れと羨望諦めと失望どこに行こうときみを求めているただそれだけが僕を生かしている@gaku konishi

アーク

きみはいつもどうして叶えられないほうが強くいられるのか必要のない問いと答えもう何もなかった頃には戻れないと笑うそして、戻らないと笑う@gaku konishi

細波

きみと同じだそう、思いたかったそう思うことで自分であろうとしたでも、だめたきみを僕と同じ嘘つきにはできない@gaku konishi