向かい合い立つ きみの 笑がおをもっと はやく見たかった こんなに愛おしいなら 抱きしめる前に 目に焼き付けるべきだった @gaku konishi

何かを変えるための 涙ではなくて 頁をめくるための それであって 足りないから溢れるのでもなくて 溢れたからこぼれた @gaku konishi

何かの蕾を見つけたら どこかで花が散っている それでも 前へと進む 誰にも止められない @gaku konishi

零れ落ちていくものが 多すぎる だから この手をきみのと 重ね合わせて 少しでも多くを すくいあげたい @gaku konishi

ふと振り返って そこにある 不意に思いだしても そっとあるように きみの不意に 入り込みたい @gaku konishi

眠れる夜があるのは いいことだ 抗うことのできない なだれ込むのような 夢もみない どこに着地したかも わからないような そんな眠りしか 僕はしらないけれど @gaku konishi

同じことの繰り返し 目新しくもないのに 同じボタンを押して 新しい世界と出会いたい きっとカラクリなんて どれも同じ わかっているのに 同じボタンを押す @gaku konishi

両手に抱える この手ですべて 溢れるすべてが 答えだった 僕の答えは、そう きみ、ひとり @gaku konishi

今日が何の日で 明日がどんな日でも きみが刻む時が すべて @gaku konishi

だめだよ 自分への嘘が 一番深く傷つく きみは 歩く影にも 嘘をつく気かい @gaku konishi

身体の中心で 熱く、見えない所で ずっと、紅く燃えている 隠しても無くならない 指先から、ほんの少しだけ ぽたりと落ちる そんな、熱情なら持っている @gaku konishi

忘れてもいいと 口では言うけれど 忘れないから 言葉になるのだろう @gaku konishi

野ざらしのままの 言葉から きみへの言葉が 光るから 難しいことなんて 何もない @gaku konishi

たゆたう水の音 頭の中 きみを囲む音 細い腕を どうして掴むことが できようか @gaku konishi

始まってしまえば 終わるときがくる それは幸福であり 不幸でもあるよう 巡り巡っていても 止まってほしいと 願ってしまうのは 始まりがあまりに 愛おしい時だから @gaku konishi

息をするように 雪が肩に触れるように 自然に そして特別に きみを選んでいる @gaku konishi

何かを思って 形になった それは見落とされる 星のようでも ずっと側にあるように 振り返っても 側にあるように 言葉をそこに置いていく @gaku konishi

毎日のきみが 僕の糧 遠くの影を見送って 焦がれる明日も また、きみの明日 @gaku konishi

まぶしい きみの後ろ姿 同じように想い合って すれ違う 気がつかないまま 同じ言葉を使っていても 僕はまだきみを 抱きしめられない @gaku konishi

どこかに響いた 僕の声が どこかから戻ってきた きみの声と重なって 幸せの また別の形になって @gaku konishi

変えられると 自分を信じた瞬間から 変わっているのだから もう心配はいらない 僕はそのことを 伝えにきただけだよ @gaku konishi

自分の中に あるとも思わなかった 執着 忘れるとか 手放すとか その方法すら分からなくて 向き合うほどに どんどん形を成していく 背中合わせの何か @gaku konishi

きみのため そんな簡単なことじゃない そうだよね そうなんだ わかっているのに 言いたくなる ダメな口だ @gaku konishi

もしも、なんて 信じてない それで叶ったことなんて なかったじゃないか 思いの形は 星より多くて 正解なんて、どこにもない @gaku konishi

淋しさだけが エネルギー 怒りも悲しみも 燃え尽きてしまうものでは 足りないと そう聞こえた気がした @gaku konishi

笑えば全てが解決するわけじゃなく 解決するための 空気が身体に 入ってくるんだよ @gaku konishi