2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧
欲しがってなんかいないこれからだって欲しがらないだから連れ去らないでくれこのままでいいそのままでいいだから、連れて行かないでくれ@gaku konishi
きみのいない間に何度も練習をしていた話の仕方や、うなずき方に笑い方までなんの役にも立たないとわかりつつもいつかのその日がいつでもいいように思いつく限りの拙い備えだ@gaku konishi
勝手にあれこれ考えてそれで幸せならきっといいのだろう今は手にはできないものすらも頭の中に思い描いているのならいつかきみの元にやってくるそう暢気にいるぐらいできみの真面目さにはちょうどいい@gaku konishi
勝手に取りつけた約束なんだ僕だけが守るのだろうでも欲しかったんだきみとの約束というものがきみの手を取り歩む瞬間と同じくらい必要なものだったんだ@gaku konishi
どこに戻ろうと小さく奏でる音のひとつひとつ未来であろうと辿るだけ@gaku konishi
何にも由来があるという突然生まれても意味をくれる言葉があって、場があって初めて会っても途方に暮れずきみと出会って僕はそうでありたいと気がついた@gaku konishi
目を伏せたきみの問いかけにきみの幸せに今日も光はさも平等のように降り注ぐけれど@gaku konishi
あなたの世界に入ったのならあなたに気がついてもらえたのならこの人生は変わるのだと信じていたそんな簡単に無いものを有るようにはできないのよね@gaku konishi
最近よく聞く昔の夢の話あるだけでよかった添えるだけの思いも今となっては笑い話でもあるだけでよかった今を見失わずここまで来れた@gaku konishi
きみは天気に文句を言わない人で雨でも晴れでも変わらず進む暑くても寒くても眩しく見上げて変わらず進む僕もきみと同じはずなのに羨んでいるのは、僕ばかり@gaku konishi
出来ることは思い描くことわかっているのは叶わないということその狭間でもいいと思えるほど幸せなのが悪なのか@gaku konishi
欲しいものと妬ましいものが絡み合う、その前に手を引くよ純粋ならば何でも許されるわけではないそれくらい、知っている@gaku konishi
誰のためといえば自分のためで誰からといえばきみからで優しさなんて僕にはそんなものだ@gaku konishi
もう一つの世界線から先にもきみがいるというならもれなく幸せであってくれそして、願うぐらい許しておくれよ@gaku konishi
交差する光よりずっと遠く届け、届けきみがいつ見上げてもきらめく、それよ@gaku konishi
重ねていたんだろう思い出も、面影も手にできなかったと悔やんだ日々もだのに、まだきみを追いかけている夢でも、今でも@gaku konishi
一文字とそのインク書き連ねては思うきみの名前を今ここでひとり胸に仕舞う@gaku konishi
きみの優しさは何に比例していたのか形ある憧れを目の前にして落ち着いてなどいられないその姿は何に似せてつくられたのか@gaku konishi
手元の灯りが全てだと思っていた才能と同じでそれだけだと信じて手放しもせず小さな余白を妬んでいたこんな小さな灯りでもきみを照らしたいと思うまで@gaku konishi
きっとそのままだ開きかけた本のページもカーテンの隙間も立てかけた日傘もきみの面影のまま@gaku konishi
心を傾けたまま日がまた変わる淋しさは重しに愛しさも重しに@gaku konishi
少しだけこわくなったわたしが守られるのであれば隠し事ぐらい平気だと言うどこまでも受け入れてやさしさが溢れてあなたの分が無くなってしまうのがあなたの大事なものが無くなってしまうのが散るよりつらかった@gaku konishi
今更ながら思い浮かべて穴埋めしようなんてそんな都合のいいことはしない結末は今であってもあの時であっても変わらない僕らは交わる点に居なかった@gaku konishi
今でよかったのだどの時でも足りずどの時代でも届かなかったそんな気がする今なら触れてもいい今なら運命と言えるもう次はないのだ@gaku konishi
きみの目に僕はいつも希望を見ていただけど、きみはわたしには目の前のあなたこそが希望なの、と頬を緩めたあの日からきみに返すはずの運命を手放せなくなった@gaku konishi
沈むだけならまだいい浮かび上がってもきみがいないなら無意味な気がしてならない@gaku konishi
特別の意味を知って特別ではない自分のことを知った光は確かに平等だしかし光が当たる場所は決して平等ではない影もまた同じ@gaku konishi