思い出なんて便利な言葉できみを縛りつけたそんな気がしたきみが何も言わないことをいいことに@gaku konishi

不安定に後ろに寄りかかって仰いだ天井は青く距離など測れずただただ遠く皆のため息をどれだけ吸い込んでいるのだろう@gaku konishi

自分が役には立つが特別ではないことに気がついた何度も見てきた光景答えはここにあったもっと早く気がついていればいや、気がついていても特別ではないことにたどり着くまるで誰もいない簡単な迷路だ@gaku konishi

待ち遠しくなるその約束の先まで未来も悪くないと思ってしまう浮かれてるとはこういうこと気持ちが今にあるようなないような@gaku konishi

簡単な言葉を並べて気取っていたんだまるで真実がそれであるようなでもそうじゃない言葉になるだけましなことだという心も多くある@gaku konishi

眠るまできみを思っていれば眠った自分にも伝わると思ってた夢でも会いたい目覚めるその時まできみを@gaku konishi

自分だけの、なんてないんだろうな最初からずっと分け合って貸しあっていたんだいちばん最初にくれた想いを種に僕もまた捧げるんだ色んなものを借りて束ねてカッコつけていただけ@gaku konishi

違うとわかれば近づかないのかつらさも込みの恋だからなんて笑って帰っていくのだろうね@gaku konishi

数えては消して描いては、消した僕の思いときみの未来には何が繋がっているのだろうだからやめた自分で決めないもっと信じたいんだきみと僕を@gaku konishi

自分を分解して初めてわかること自分というのをわかった気でいたこと宇宙と同じある事はわかっているでも、ある事だけでは全てをわかっていないんだ@gaku konishi

どれだけ描いても追いつかない記憶からこころから指さきに伝わるまできみであふれてるのに@gaku konishi

側にいるから、わかるなんてまだ僕にはわからなくていいきみを知る過程まだどきどきしてる何ものにも変えがたいわかったら終わりになる世界なんて求めてないんだ@gaku konishi

僕だって同じだ人のことは言えないただ黙っていることも罪だという時がある喉まで来た空気が逆に喉を、声を押しつぶすあれは何なのかタイミングじゃないのか僕ではないのかそれともそれら全てか@gaku konishi

不安の正体は案外、自分ではなかったりする誰かのためであったり何かの代わりであったりそう思うことで今は手を緩めてくれないか大丈夫、僕からは離さない@gaku konishi

待ち惚け待ちぼうけこの時間も全部きみが好きなまま@gaku konishi

とても簡単でとてもシンプルにきみが追うものを追い続ければいい願うものがいつでも現れるわけではないことを知っているはずだ@gaku konishi

今で充分、と笑うあなたの欲しいものが何か知りたかった僕もその一つかどうか知りたかった@gaku konishi

並べたものはすべて居心地がいいそれが例え思い出であったとしても今を生きるには充分な@gaku konishi

いつも同じ言葉を選んでしまう変わりばえのないありきたりな言葉ばかり僕の毎日と似ているでも誰とも違うのはきみがいるということ僕にはどんな幸運よりきみがいるということ@gaku konishi

諦めきれないだからといって叶うわけでもないどうしてそれをまだ恋と呼ばなければならないのか@gaku konishi

本当に不安だったかといえばただ、不安を持ってみたかった好奇心にも似ていた気もするもしそれしかなければ不安しかなければきみのことすら思い出せないかもしれない今の僕にはそれが何より恐ろしい@gaku konishi

きみのはしゃぐ姿を自分の幸せと重ねていた見るだけで、聞くだけで形を取り戻せた@gaku konishi

ペン先に紙がざらざらと引っかかる書くとは、そういうこと誰かに残るものはそういうもの文字もまた傷痕@gaku konishi

どの過去も救いたくて未来の自分がどの過去も喜びになるように今と向かいあうどの自分も不幸になんてしない＠gaku konishi

今にわかるの未来は遠い見えないものを信じる強さは売ってない探しては掘り返す自分の中＠gaku konishi