今日もきみに言葉を届ける

こつこつ、ぽつぽつ、小西樂より

散文

描く

選ばれなかったわけではなく 選ばなかったという結果 忘れてはいけない、 もうひとつの運命 @gaku konishi

パール

きみがあの機会を 握りしめて 離さなかったから 今があるとわかる 今日という日 僕もとても満ち足りている @gaku konishi

キトン

騙されたと思えるほど 疑えないんだよ 蛇行も寄り道もなく ただ、一筋で @gaku konishi

デイズ

こんな安堵は きみ以外に知らない 僕の心が届く温度 @gaku konishi

余りある

口ずさむのは きみのうた 思い出せる限り 唱えていくのだ 淋しさなんて どうせ消えはしない @gaku konishi

地図

いつもきみばかりが 涙を堪えているのではないか そんな気がして 自分に無力を問う 望むべきは 何であるのか、と @gaku konishi

響き

きみとなら 待っていられた 夜明けも 夏も あの日も同じ @gaku konishi

七海

今からでも追いつくから 飛ばした四つ葉より はやく、きみに この未来でよかったと @gaku konishi

ハル

きみしか好きでない僕を 後悔ばかりしている僕を それでも、両手を広げて 受け止めて 今の今まで、きみのままに @gaku konishi

ラウンド

ともに漕いで 進む先の 約束をきみと 流れの速さも 日の強さも 分かち合いたい @gaku konishi

諦めて手放して でも、後悔はしていない 僕からみる幸せと きみからみる、それは 同じで無いと 知ったからこそ @gaku konishi

心の隅

きみしか好きじゃないのに とまどいさえ 煩わしく思う きっとこれは重い病 もっとそれは甘い病 @gaku konishi

流れ星の

意思とは関係なく 思い出とも関係なく きみが運命なのだと知る その時にこそ 僕はそばにいたい 糸こそ、そこにある @gaku konishi

便り

なぞっては 追いかけて 忘れないように 戻ってきて ただ、それだけで いいの @gaku konishi

浮かぶ

つい、その優しさに 甘えてしまう そんなところが きみの甘いわなだ @gaku konishi

なぎさ

また少しずつ 巻き直していけばいい 遅れてもいないし 間違えてもいない 今日が今日であるように きみが思うほど 悪くはないはずだ @gaku konishi

ドア

越えていくのだと わかっていた きみならば 僕とて、それも だから別れだとか 役目だとか きみがまた笑って 吹き飛ばすのだろうと @gaku konishi

久遠

注ぐ、穿つ 滴る、溢れる 想いはいつから @gaku konishi

ガイド

見落としてはいないか 見逃してはいないか 僕の目はとらえているか 遠すぎる星ぐらい きみに出会えるのなら 近いものなんだ @gaku konishi

ひなた

言葉にならない とは 怠けているわけでも 諦めたわけでもない ただそれよりも 美しいものが そこにあっただけで 添えられなかった @gaku konishi

灯る

与えられた光だったとしても 駆け抜けて 戻らなかったとしても 一番美しいことには 変わりがない きみは、 そう在り続けている @gaku konishi

レジン

ひどく些細なことで 後悔を呼び寄せた 焼き付けた わけでもないのに しばらく残る 消す気になれば消えるのか それともやはり 残していたいのか @gaku konishi

バス停

ふとした時に 思い出してもらえることほど 嬉しいことはない きみの隙間をうめる 他愛なく 絶え間なく @gaku konishi

結び

もっともらしい言い訳は 誰も傷つけないかもしれないが 自分はどうかは、わからない もっと誰より優しくなるには 自分でどうにか、できるのか @gaku konishi

明日

数えれば、数えるほど 形のないものは 形なっていく 不安も幸せも 星の光りも きみとの思い出も @gaku konishi

イニシャル

ひとつなぎ 言葉も想いも 今もこれからも @gaku konishi

凪ぎ

ただ嬉しかった 言葉にするのも 忘れるほどに どうしたって きみは 僕の日常にあっても 埋もれてはいかないひと @gaku konishi

風除け

秘密なんていらない あっても無くても 関係ないんだ 世界は見向きもしない それぐらいの優しさは 持ち合わせてる @gaku konishi

理屈

地平線も水平線も 最果ても彼方も それでも届かない そこに きみがいるのだ @gaku konishi

すずらん

思う存分 思うがままに 誰を想うか @gaku konishi